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Lilt Read Me

使うための準備等

Liltを初めて使う方へ

LiltはLyricsという名前のフォルダに曲の歌詞ファイル(テキストファイル)を入れることで、再生に同期して歌詞を表示することができます。既に歌詞データがある場合は、Lyricsという名前のフォルダをLiltと同じ場所に作成し、そこに入れてください。

別の場所に歌詞を入れるフォルダを作成し、そのフォルダのエイリアスをLyricsという名前で作成しておくと、バージョンアップ等でファイルを入れ換える際に誤って歌詞フォルダを削除してしまう事故を防げます。

歌詞は曲と同じフォルダからも検索されるので、Lyricsフォルダを作らなくても歌詞の表示は可能です。

※巨大な(曲数の多い)リストを使用する場合は予めLiltへのメモリの割り当て量を増やしておいてください。

設定の変更

編集メニュー環境設定...からLiltの動作をカスタマイズできます。

設定ウインドウは左右2つに分かれていて、右側のリストから項目を選ぶと右側に設定内容が表示されるようになっています。変更を適用するには設定ボタンを押すか、ファイルメニューから適用を選択します。

※1 変更された設定はLiltを終了する時に初期設定フォルダ内の設定ファイルに記録されます。
※2 設定画面のスナップショットは全て標準設定の状態です。

一般

起動時に新しいプレイリストを開く
チェックするとLiltをダブルクリックして起動したときに空のプレイリストを表示します。
Navigation Servicesを使用
チェックを外すとファイルを開いたり保存する場合に標準ファイルダイアログを使用します。
曲の読み込み:
再生時の曲の読み込み方を指定します。
先読み・先読み2
通常で音が途切れる場合は改善されるかもしれません。逆にこの設定にするとディスクアクセス等によって音飛び場合もあります (^^;
全体を読み込む
曲全体をメモリに読み込んでから再生を開始します。Liltへのメモリ割り当てをファイルサイズ分だけ増やしておかないと効果は出ません。
曲情報の取得:
プレイヤーやプレイリストに表示する曲情報(曲名等)の取得方法の設定です。
種類
曲情報が複数の形式で記録されていても画面にはどれか1つの形式の内容しか表示できません。そこでどの形式を調べるかと、その順番を指定できます。順番を変更するには項目をドラッグします。 Liltが曲情報を取得する時は、チェックマークの付いた形式を上から順番に調べていくことになります。
ID3v1.x
ID3タグのバージョン1.0〜1.1を読み込みます。多くのプレイヤーやタグエディタが対応している形式です。
RIFF MP3
ID3v1.xに比べて字数制限等が緩和された規格です。大雑把に言ってWindowsの方(笑)の独自規格なので、標準設定では優先順位を下げてあります。
ID3v2.xには現在対応していません。
文字コード変換
ID3タグの文字コードを指定します。標準設定のASCII優先で問題ないはずです。それでも変更したい場合は、optionキーを押しながらクリックすることで設定を変更するためのメニューを表示できます。
QuickTimeを使用する

上の方法で曲情報が見つからなかったときにQuickTimeを使って調べます。チェックすると取得に少し時間が掛かるようになりますが、あまり効果は期待できません。

QuickTime 5以降がインストールされている場合、ID3v2タグを認識できるようになります。

※プレイヤー側の曲名表示には設定に関係なくQuickTimeも併用されます。

プレイリスト

保存されたウインドウ位置を無視
プレイリストを開く時は新しくプレイリストを作成した場合と同じ位置にウインドウを表示するようにします。チェックをしない場合、リストファイルを保存した時のウインドウ位置が使用されます。
再生開始時アクティブにする
プレイリストに登録された曲をダブルクリックして再生を始めたときに、そのプレイリストをアクティブにします。
※プレイリストの項目をダブルクリックするときにoptionキーを押していると一時的に反対の設定になります。
再生中のリストを閉じる際に警告
曲の再生中にアクティブなプレイリストを閉じようとすると、本当に閉じてもいいか確認します。
開いたリストの曲情報を更新:
プレイリストを開いたときに曲情報を自動的に読み込み直します。チェックを外した場合は編集メニュー更新を選ぶまで曲名等の表示内容は変わりません。
Liltのプレイリスト
Lilt以外のプレイリスト
Liltで作成されたプレイリストと、Lilt以外のプレイリストについて設定します。
ドラッグ&ドロップ:
プレイリストにファイルやフォルダをドロップしたときの設定です。
フォルダは[ ]階層調べる
フォルダをドロップしたときにその中身から曲を探すかどうかを設定します。
0〜4の整数で指定でき、0だとフォルダは無視されます。
ファイルをフィルタする
主要フォーマット以外のファイルは無視するように設定します。(ファイルタイプで判別されます)
チェックを外すと再生可能かどうかに関わらず、ファイルは何でもリストに追加できるようになります。

歌詞

上下をフェードアウト
歌詞の上下が背景色に溶け込むようにグラデーションをかけます。
空行の前を隠す/空行の後を隠す
歌詞に空行が含まれている場合にそれを区切りと見なし、それを境に関係のない部分を隠すようにします。下の例を参考にしてください。
歌詞ファイル
[00:00]1-1
[00:08]1-2

[00:16]2-1
[00:24]2-2
[00:32]2-3
[00:40]
[00:48]3-1
[00:56]3-2
表示される歌詞
00:08

00:16

00:32

00:40

右側が各時間で実際に表示される部分です。3行目は再生時間に対応した歌詞の行で常に表示されます。空行の前後を隠すように設定すると、3行目の前後に空行があればそれ以前(灰色)やそれ以降(青色)を表示しないようにできます。
アンチエイリアシング:

設定すれば歌詞領域の文字のジャギー(ぎざぎざ)を目立たなくできます。特にルビに使われる小さめの文字に対して有効です。通常時とフルスクリーンモードの時で個別に設定できます。

設定毎の文字の比較(4倍)
なし 単精度 倍精度

倍精度を選択すると単精度に比べてより滑らかに文字が表示されますが、単精度に比べ少し長めに時間が掛かります。必要なメモリ容量はほとんど変わりません。

※歌詞の描画は曲の再生開始時に歌詞表示と並行して行われます。処理速度がそれ程速くない機種でもアンチエイリアス処理で歌詞の表示が遅れることはありません。

歌詞の表示色

文字色・背景色

歌詞ウインドウのそれぞれの領域の色をカラーピッカーで設定します。情報は状態表示・ヘッダ・フッタ全ての領域を指します。

※ラベルや白い背景の部分からFinderへドラッグ&ドロップすることで色の設定をクリッピングに保存できます。

標準設定に戻す
色設定を初期状態に戻します。設定ボタンを押すまで適用されません。

歌詞のフォント

フォント
歌詞ウインドウ各部分のフォントを設定します。リスト中のの部分をクリックしてフォントを指定します。下部にはフォントのプレビューが表示されます。
サイズ
各部分の文字の大きさを設定します。ルビのサイズは歌詞部分のフォントサイズより自動設定されます。
フルスクリーンモード(最大化)時の歌詞部分の文字の大きさは画面の幅によって自動的に決められるので設定できません。
日本語フォントのみ表示
フォントリストから日本語以外の書体を除外します。大量のフォントをインストールしている場合に有効です。日本語書体しか使わない場合はチェックしてみてください。
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