私たちは GPG 署名をウェブサイトで配布しているすべての PuTTY ファイルに作成しているので、ユーザはファイルが改竄されていないことを確認できます。ここではその公開鍵を特定し、署名ポリシーを説明してそれぞれの署名が正確には何を保証するのか明らかにします。この説明は PuTTY のウェブページとマニュアルの付録の両方にあります。
リリース 0.58 より、PuTTY の実行ファイルはすべて指紋情報を含んでいます (通常 -pgpfp
コマンドラインオプションでアクセスできます) ので、信頼できる実行ファイルを持っていればインターネットからダウンロードしたような新しいバージョンの信頼するパスを構築できます。
リリース 0.67 より、公式の Windows 実行ファイルとインストーラは Windows 自身が検証できるデジタル署名 (“Authenticode”) を含みます。そのための鍵は異なる物で、ここでは述べません。
チェックサムや署名の検証についての留意点は FAQ の question A.9.18 を参照してください。
(ここで言う鍵や署名などは SSH で使う鍵とは関係ありません。ファイルが PuTTY チームにより配布されたことを証明するだけのものです。)
[Custom] カスタム版は独自に手動で署名しています。配布者の同一性の参考としてください。公開鍵はダウンロードページで取得できます。
私たちは複数の鍵を使っており、それぞれ別々の目的で使うために異なったセキュリティレベルで管理しています。詳細は下記の section F.2 を参照してください。
鍵は次の通りです:
B15D9EFC216B06A1
. Fingerprint: 28D4 7C46 55E7 65A6 D827 AC66 B15D 9EFC 216B 06A1
1993D21BCAD1AA77
. Fingerprint: F412 BA3A A30F DC0E 77B4 E387 1993 D21B CAD1 AA77
10625E553F53FAAD
. Fingerprint: 74CC 6DD9 ABA7 31D4 C5A0 C2D0 1062 5E55 3F53 FAAD
1559F6A8929F5EFC
. Fingerprint: 01F5 A2B1 1388 D64B 707F 897F 1559 F6A8 929F 5EFC
それぞれの鍵は異なったセキュリティレベルを持っています。この節でそれぞれのセキュリティレベルについてと、それぞれの鍵がどれだけ信頼できるかを説明します。
開発版スナップショット秘密鍵はパスフレーズ無しで保管しています。毎晩自動的にスナップショットを生成するため、だれもパスフレーズを入力できないので必要になっています。
スナップショットは、ウェブサイトにアップロードしてダウンロード可能になる前に、チームメンバーの家のコンピュータで作り署名されます。
そのため開発版スナップショット鍵の署名があなたを守れるのは:
しかし、保護できないのは:
もちろん、妥当な予防措置をすべて講じてビルドマシンを保護しています。しかし何らかの署名を見たときは、それが何を保証してなにを保証しないのか正確に理解するべきです。
リリース鍵はより安全です。なぜならリリース時に手動で署名するのにのみ使うため、暗号化して保管できるからです。
リリース秘密鍵は暗号化して開発者のローカルマシンに置かれています。鍵を盗みたい攻撃者はパスフレーズも盗む必要があります。
安全な連絡用の鍵はリリース鍵と同じレベルのセキュリティで保管しています。パスフレーズで暗号化し、自動化したスクリプトからはアクセスできません。
マスター鍵はほとんど何にも署名しません。鍵の目的は他の鍵をまとめ、同じ人物が所有し同じ組織のものであると保証するためのものです。マスター鍵によって生成される署名は、他の鍵の署名だけのはずです。
マスター鍵は特に長く秘密鍵とパスフレーズは特に配慮して保管しています。
あなたが信頼のパスを作れる可能性を上げるため、第三者の署名をマスター鍵に集めていきました。
公開鍵サーバには様々な鍵をアップロードしたので、もし私たちの鍵に署名した人を誰も知らなくても、攻撃者がすべての公開鍵サーバで一度に偽の鍵に置き換えるのは難しいと、それなりに確信できると思います。
現在の鍵は 2023 年 7 月に生成しました。
新しいマスター鍵はそれぞれ古い鍵で署名することで、本当に同じ人たちによって所有されていて、攻撃者が置き換えようとしているわけではないことを示しています。
新しいマスター鍵は前のリリース鍵も署名して、あなたがロールオーバー前に署名を検証したり、新しいマスター鍵に署名した人からの信頼の連鎖を確認したりできます。
それぞれのリリースはリリース時点のリリース鍵で署名されます。古いリリースを新しいリリース鍵で署名しなおすことはありません。
過去のすべての鍵の詳細をここに記録します。
2021 年のロールオーバーで生成した鍵
DD4355EAAC1119DE
. Fingerprint: A872 D42F 1660 890F 0E05 223E DD43 55EA AC11 19DE
E4F83EA2AA4915EC
. Fingerprint: 2CF6 134B D3F7 7A65 88EB D668 E4F8 3EA2 AA49 15EC
B43979F89F446CFD
. Fingerprint: 1FD3 BCAC E532 FBE0 6A8C 09E2 B439 79F8 9F44 6CFD
012C59D4211BD62A
. Fingerprint: E30F 1354 2A04 BE0E 56F0 5801 012C 59D4 211B D62A
2018 年のロールオーバーで生成した鍵
76BC7FE4EBFD2D9E
. Fingerprint: 24E1 B1C5 75EA 3C9F F752 A922 76BC 7FE4 EBFD 2D9E
6289A25F4AE8DA82
. Fingerprint: E273 94AC A3F9 D904 9522 E054 6289 A25F 4AE8 DA82
38BA7229B7588FD1
. Fingerprint: C92B 52E9 9AB6 1DDA 33DB 2B7A 38BA 7229 B758 8FD1
657D487977F95C98
. Fingerprint: A680 0082 2998 6E46 22CA 0E43 657D 4879 77F9 5C98
2016 年に生成した鍵 (Secure Contact 鍵の初回導入)
2048R/8A0AF00B
(long version: 2048R/C4FCAAD08A0AF00B
). Encryption subkey ID: 2048R/50C2CF5C
(long version: 2048R/9EB39CC150C2CF5C
). Fingerprint: 8A26 250E 763F E359 75F3 118F C4FC AAD0 8A0A F00B
2015 年のロールオーバーで生成した鍵
4096R/04676F7C
(long version: 4096R/AB585DC604676F7C
). Fingerprint: 440D E3B5 B7A1 CA85 B3CC 1718 AB58 5DC6 0467 6F7C
2048R/B43434E4
(long version: 2048R/9DFE2648B43434E4
). Fingerprint: 0054 DDAA 8ADA 15D2 768A 6DE7 9DFE 2648 B434 34E4
2048R/D15F7E8A
(long version: 2048R/EEF20295D15F7E8A
). Fingerprint: 0A3B 0048 FE49 9B67 A234 FEB6 EEF2 0295 D15F 7E8A
2000 年に生成した最初の鍵 (two sets, RSA and DSA)
1024R/1E34AC41
(長いID: 1024R/9D5877BF1E34AC41
). 指紋: 8F 15 97 DA 25 30 AB 0D 88 D1 92 54 11 CF 0C 4C
1024D/6A93B34E
(長いID: 1024D/4F5E6DF56A93B34E
). 指紋: 313C 3E76 4B74 C2C5 F2AE 83A8 4F5E 6DF5 6A93 B34E
1024R/B41CAE29
(長いID: 1024R/EF39CCC0B41CAE29
). 指紋: AE 65 D3 F7 85 D3 18 E0 3B 0C 9B 02 FF 3A 81 FE
1024D/08B0A90B
(長いID: 1024D/FECD6F3F08B0A90B
). 指紋: 00B1 1009 38E6 9800 6518 F0AB FECD 6F3F 08B0 A90B
1024R/32B903A9
(長いID: 1024R/FAAED21532B903A9
). 指紋: 86 8B 1F 79 9C F4 7F BD 8B 1B D7 8E C6 4E 4C 03
1024D/7D3E4A00
(長いID: 1024D/165E56F77D3E4A00
). 指紋: 63DD 8EF8 32F5 D777 9FF0 2947 165E 56F7 7D3E 4A00
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